イントロダクション

永田:今日はありがとうございます。「みんなの談話室」の10回目です。ふだん、僕らミュージック・クリエイターズ・エージェントは道玄坂の小部屋で、1対1でご相談をお受けするという「なんでも相談室」をやっています。3年ほどつづけてきまして、それに加えて去年の春から「登壇者がいるセミナーのような形ではなくて、フラットに、みんなで集まっていろいろなことを話せる場を持とう」ということで、「みんなの談話室」を始めました。今日はちょうどその10回目です。

このシリーズでゲストをお二方お招きするのは初めてです。「今、求められるスタッフの形とは?」ということで、ミュージシャンのためのPRエージェントをする金野和磨さんと、新潟で「なんでも相談室」を開設し、いろいろな繋ぎ役を担っていらっしゃる平田英治さんをお招きしました。

おふたりとも、いわゆる音楽業界から入られた方ではないんですね。だけど、非常に音楽が好きで好きな音楽やミュージシャンと関わりながら何ができるだろう?と模索されるうちに、なんとなく今の形になられた――もちろん、すごく努力されていると思うんですけど(笑)。そういう話を今日、うかがえればいいなと思っています。
金野さん、平田さん、それぞれ15分~20分くらい、今に至るまでと、今何をしているかを話していただいて。最後は皆さんといっしょに今後何が必要とされて、どんなふうな音楽シーンになるといいだろうかという話にもっていければと思っています。

金野&平田:よろしくお願いいたします。